パパ・ローチに見い出され、初期はラウド・ロック/ミクスチャー色の強い音楽性だった彼ら。この9年ぶりの6作目では持ち前のポップ性を武器に、歌心に比重を置いたエモーショナルなロックを鳴らす。“Storms Over”を筆頭にアコギを使用した大陸的な質感も心地良く、インキュバスに通じる雰囲気も感じ取れる。ラストを飾るダブ調の表題曲も実にユニークだ。