トロントのシンガー・ソングライターによる4枚目のアルバムは、いまスワンプの傑作だ。レーベル・オーナー兼プロデューサーとしてレコーディングをお膳立てしたのはブラック・キーズのダン・オーバック。自分の色が出すぎるきらいもあるダンに負けないジェレミーの個性がある意味、本作のいちばんの聴きどころかも。伸び伸びと歌い上げるジェレミーの歌声が心地いい。