ドイツ実験音楽のパイオニアであるローデリウスとオンネン・ボック作の音源に、松﨑裕子がアレンジとエディットを施したのが00年代前半のこと。それから長い空白の年月を経て2020年に最終ミックスが行われ、ようやく日の目を見たアルバムが本作だ。電子音とピアノと女性ヴォーカルのコラボレーションが神秘的な表題曲は聴く者を新たな境地へと導きます。