NY拠点のハイチ系アメリカ人で自身の音楽をポスト・ボッサと呼ぶSSWジョン・ローズボロ。ここ日本でも熱心なファンが急増中の注目株だが、ボサノヴァがルーツという訳ではなく、車中泊をしながらアメリカを放浪していた際に流れ着いた農場で、そこに暮らす人々から音楽や作曲法を学び生み出した音楽が結果的にボサノヴァ的だったという興味深い経歴をもつ。クラシック・ギターの弾き語りがメインだった前作から有機的なバンド・サウンドへと発展したことで、そもそもの出自と言えるインディー・ロック感が表出。交流の深いクレイロ、メイ・シモネスや、ジョンがポスト・ボッサにカテゴライズする細野晴臣などとも親和性を感じさせる。
ジョン・ローズボロ(John Roseboro)『Va Va Voom』細野晴臣との親和性を感じるNY拠点のSSWによるポストボッサな傑作