最新アルバム『Heroes + Misfits』が評判を呼び、さまざまなジャンルがクロスオーヴァーする現代のジャズ・シーンで注目の存在となっている89年生まれの鍵盤奏者、クリス・バワーズ。ホセ・ジェイムズ・バンドのメンバーとしても知られる彼が、4月18日にUS・ボストンのスカラーズ・ジャズ・クラブで行ったライヴの音源を、自身のFacebookで紹介している。
この音源は、バワーズのほかソロモン・ドーシー(ベース、シンセサイザー、ヴォーカル)、ブラッド・ウィリアムズ(ギター)、ジャスティン・タイソン(ドラムス)というメンバーで『Heroes + Misfits』の冒頭曲“Forever Spring”を演奏したもの。アルバムではイントロダクション的な位置付けの短い曲だが、この日はバワーズによるローズ風な音色のキーボード独奏からスタートし、ヒップホップばりのタイトなビートが白熱のドラム・ソロへと展開していくアレンジに。バワーズも賛辞を寄せるタイソンの熱いプレイを中心に、ライヴ音源ならではの長尺の演奏を聴くことができる。