今年一年でもっとも読まれたレヴュー記事をジャンルごとにご紹介! 今回はPOP/ROCKのトップ30です。

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〈POP/ROCK〉という括りではあるが、ロック作品がランキングの大半を占めていることにちょっとびっくり。なかでも印象的なのはUKのバンドたちで、アメリカのバンドがシーンを牛耳るなか新世代バンドのサンダラ・カルマ、パレス、テンプルズ、そして名実ともに英国を代表するバンドに成長したウルフ・アリスらが気を吐いている。一方でシーンからは距離を置き、奇妙な存在感を放っているのは傑作『The Ooz』をリリースした13位のキング・クルールだ。

アメリカのアクトで目立つのは、やはりLAを中心とした西海岸勢。ハンター・ハンテッド、フロス、初来日を果たしたマイルド・ハイ・クラブら、それぞれ音楽性はバラバラだが、それゆえに同地の音楽的豊かさを強く感じさせる。ヴォーカリスト、チェスター・ベニントンの死という悲劇的なニュースが届けられた3位のリンキン・パークもカリフォルニアの出身だった……。

韓国のヒョゴやフランス語でアヴァン・ポップを歌うカナダ/ケベック出身のクロ・ペルガグなど、英語圏以外からの作品が注目を集めたことも注記すべきだろう。

1位は来日公演も好評だったというアイスランドのポスト・ロック・バンド、ヴァー。意外な結果だが、日本での根強いシガー・ロスやポスト・ロック人気に裏打ちされた堂々の順位だ。