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【tofubeatsの棚の端まで】第28回 何分 何十何秒?~〈アルバム〉で聴くべきスヌープ、ハーバート、トロ・イ・モワ作品

眩しい夏はもうすぐそこ! 涼しいお部屋から暑い空の下まで縦横無尽な連載フロム神戸!

 

 配信の時代、なんて言われて、僕も確かに単曲で買うことやDL販売でクラブ・トラックを買うことが10年前に比べれば増えました。ただやっぱり〈アルバムで聴くからいいよね〉って作品はいっぱい出てるんですよね。ドニー・トランペット&ザ・ソーシャル・エクスペリメントの『Surf』なんて衝撃作もインターネットには出回ったりしていますが、そんななかで最近の作品からiPodにフル・アルバムを入れることになった数枚をご紹介。僕もアルバム制作、次出すことがあったらいい感じになるようにがんばんないとなあ~。

 

SNOOP DOGG Bush Doggystyle/I Am Other/Columbia/ソニー(2015)

出ましたスヌープ師匠! 先行シングルの“Peaches N Cream”が出たときはリリック・ビデオ含め正直そこまでピンときてなかったんですが、のちの“So Many Pros”の仕上がりが良すぎてここ最近では一番ヤラれました。ビデオも完璧でしたね。ファレルのプロデュース・ワークはますますスッキリ。結果としてアルバム通してとっても聴きやすい。むしろ通して聴いたら〈Peaches~〉に感じてた違和感はなんだったんだ?ってくらい好きな一枚。

 

HERBERT The Shakes Accidental/HOSTESS(2015)

〈天才〉って冠をやっぱりつけたくなっちゃう男、ハーバート。待望の新作です。しかもヴァイナルでの諸作のリリースを除けば、9年ぶりのダンス・ミュージック・アルバムということで相当楽しみにしていたのですが、期待を裏切らない仕上がりになっておりました。シンプルかつアカデミック、それでいてポップに落とし込む手腕はそのままに、アルバム全体が終わりに向かうにつれて水の底に沈んでいくような……そして最後の“Peak”でバチッと連れ戻されて、またもう一周聴きたくなります。

 

TORO Y MOI What For? Carpark/HOSTESS(2015)

すんごいよかったのに、すっかり取り上げ忘れてましたよ……むしろこれからの季節、クルマで聴いたりするのによかったりするんじゃないですか? チルウェイヴなんてタームからはとっくに抜け出した爽やかなバンド・サウンド。だけどそんなダンス・ミュージックへの〈わかり〉のある彼だからちょっと何かが違って、僕みたいなやつにも聴きやすいです。

 

tofubeats(トーフビーツ)
90年生まれ、神戸在住のトラックメイカー。SMAPライアン・ヘムズワースYun*chi lyrical schoolくるりらの作品に関わるほか、自身の最新EP『STAKEHOLDER』も好評リリース中です。神聖かまってちゃん『ベストかまってちゃん』の初回盤に“ロックンロールは鳴り止まないっ”のリミックスを提供したほか、Crystal Kayのシングルや藤井隆のアルバムでもリミキサーとして大活躍! 一方で、8月8日(土)に出演する〈ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2015〉など、夏の予定も発表されていますよ。その他の最新情報は〈www.tofubeats.com〉にてチェックを!

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