最大の個性である〈取り残された気持ち〉は鋭く保ったまま、“花火”“喝采”といったスケールの大きな楽曲がどんどん増えていて、一歩先の表現に進んだ感じ。アコギやストリングス、ピアノなどが、スマートにならないラインで効いている。迎合しない言葉の強さは、媚びる奴らとは無縁のクソかっこいい領域へ。そんな〈僕〉の目を通した美しい世界が広がる、生活の匂いがする4枚目のフル・アルバム。