大阪在住の鬼才シンガー・ソングライター、土井玄臣が遂にニュー・アルバムを完成! 前作『The Illuminated Nightingale』より約4年9か月ぶりの新作『針のない画鋲』を3月9日(金)にリリースする。

土井玄臣 針のない画鋲 noble(2018)

同作には、新曲に加え“日々”や“マリーゴールド”といったライブでの人気曲も収録。くるり主宰のNOISE McCARTNEY RECORDSによるコンピ『NOISE McCARTNEY RECORDS COMPILATION 2』(2005年)に提供した、デビュー曲と言うべき“終点はあの娘の家”もセルフ・カヴァーで再録された。なお、リリースの報と合わせて『針のない画鋲』より“ハート”が公開されている。

僭越ながら筆者が、アルバム解説文を特設ページに寄稿しているので、作品については、そちらをぜひ読んでいただきたいが、彼ならではの繊細な〈美〉がこれまで以上に艶を纏っていることを“ハート”からも感じ取ることができるだろう。個人的には、フランク・オーシャンの『Blonde』(2016年)の傍らに置けるアルバムが遂に日本から登場した、という印象だった。その全貌が顕わになる3月9日を、期待して待っていてほしい!