カート・ヴァイルから欧州ツアーのサポートに指名されて話題を呼んだ、〈砂漠のブルース〉のニューカマーによるセカンド・アルバム。前作でのズブズブなサイケ・テイストを残しつつ、オープニング・トラックに象徴される通りディスコ・ファンクなどダンサブルな要素を強めたプロダクションは、レーベルメイトであるカリブーの近作とも似た聴き心地。クリエイティヴィティーの高まりが窺える会心の出来だ。