ラッパーとの共作の続くOlive Oilが同郷・福岡のWapperと手を組んだ一作。声に特徴のあるWapperに対し、手クセ的な細部の目配せを抑えたOlive Oilのトラック群は、よりオーソドックスな響きあり。多くの曲にコスリを配すあたりもいつも以上にそれが色濃い。RITTO、MILES WORDとの“COMATTA CHIKYUJIN”や、堂に入ったKOJOEのマイクが彼とRIOを誘う“SAY NO MO”は三者三様に楽しませる出来だ。