Nabowaとして参加した、人気ゲーム〈FINAL FANTASY〉の25周年を記念したトリビュート盤。トラップ調のビートと揺らぐ音像、たおやかなヴァイオリンの旋律が、シリーズ〈I〉~〈III〉の街を背景としたスコアに夢のなかで立ち寄った場所のような不思議な懐かしさを与えている。 *土田
本人によるエレガントなピアノとポエティックな歌を中心に、ライヴ音源とスタジオ録音を交えてロマンティックな音世界を築き上げた本作。Nabowaからは川上と堀川のリズム隊がサポートとして加わり、隙間をたっぷり活かした優美なバンド・アンサンブルで軽やかなグルーヴを生み出している。 *土田
同じ京都を拠点に活動し、レーベル・メイトでもあるインスト・バンドの“holiday”に山本が参加。jizueのピアニストである片木希依とは共にクラシックをベースとしていることもあって共演の機会も多く、相性はピッタリ。穏やかな前半から徐々に展開していくドラマティックなナンバーに、優美な旋律を加えている。 *金子
Dachamboのベーシストによるソロ2作目には、PON2(SOFT)、佐藤元彦(L.E.D.)、片木希依(jizue)ら京都在住のプレイヤー陣から精鋭が集結。レゲエやボサノヴァ、カントリー調からはっぴいえんど風の楽曲など、レイドバックした空気のなかで山本のヴァイオリンが流麗な〈歌〉を響かせている。 *土田
その名から想像できる通り宅録を基本とした景山のソロ作は、彼のソングライティング能力の高さが際立つ一枚。奇妙礼太郎や児玉奈央らをゲストに迎えるなか、作詞を担当した“水と泡”ではみずからヴォーカルも披露するなど、パーソナルな手触りの作品に仕上がっている。 *金子
津野米咲(赤い公園)やれるりりなど、手合わせする相手によって音楽性を振り切った楽曲が並ぶ本作で、長澤はNabowaへラヴコール。四畳半フォーク+カントリー調の“誰より愛を込めて”、軽妙なリフと飛躍的なメロディーがリラクシンに掛け合う“VACANCES”でピースフルなコラボが実現している。 *土田
いまだ謎の多いネット発の大所帯バンドの最新作に川上が参加。打ち込みのエレポップも多いなか、生のドラミングでバンド感に大きく寄与し、サイケデリックな“踊れや踊れ”では和太鼓も演奏している。また、昨年12月に行われた初ライヴでは、堀川と共にリズム隊を担当した。 *金子
〈デジタルと生音の融合〉をコンセプトに、ミニマルなダンス・ミュージックを志向する川上と堀川のデュオ。ヴィンテージ・シンセを重用し、録音とミックスも川上自身が担当した本作では、Nabowaの持ち味である叙情性を排し、多幸感のあるコズミック・ディスコを披露している。 *金子