前作が世界的にチャート上位の好成績を収めたヴァイキング・メタルの雄による11thアルバム。〈狂戦士〉という意味の表題通り、ブルータルに畳み掛ける暴虐な音像に壮大なメロディーを盛り込む手腕は流石。ほぼ4、5分台の楽曲でコンパクトにまとめつつ、血湧き肉躍るドラマ性にテンションは上がりっぱなしだ。ストリングスと鍵盤を用いたラスト曲“Into The Dark”におけるメリハリの効いた展開が白眉。