重い暗いが代名詞となっていたDCユニバースも『ワンダーウーマン』『アクアマン』と明るく軽い路線への変更が功を奏し興行的大成功。その流れを象徴する本作は、14歳の少年がふとしたことからスーパーヒーローの力を手に入れてしまうという、中身は少年、身体は大人のギャップをコミカルに描くスーパーヒーロー版『ビッグ』だ(本編でもオマージュを捧げられている)。それはまた、少年が大人=スーパーヒーローになるジュブナイル映画/スーパーヒーロー論映画でもあり、ヴィランを含め愛されなかった子供たちの物語でもある。だからこそのクライマックス! 爆上がりです!