〈濁り続ける〉――。3ピースロックバンド、おいしくるメロンパンが更なる新境地を切り拓く。

待望のフォース・ミニアルバムを発売した、おいしくるメロンパン。今作のコンセプトは〈濁り続ける〉。峯岸(ベース)曰く「前作『hameln』は、それまでの活動で音楽性を濃く厚くしてきた〈今〉出てくるものを詰め込んだ、手応えのある作品でした。前作で一つの完成のようなものを感じてしまったが故に、長く模索が続きました。幾度のディスカッションを重ねた末、3作目は、1・2作目で提示したバンドの音楽性の芯を〈包み込むように〉より音楽性を広げたと考えていましたが、それは少し違い、芯から〈派生した枝のようなもの〉ではないかと考えるように。

〈今は隣に別の枝を生やしてみようか〉と、バンドとしては〈なるべく難しく考えないようにして〉作られた今作。過去3作のエッセンスが混じり合い、様々な色味を滲ませる不可思議な盤ができました。いままでより大胆で印象的なアレンジが随所に盛り込まれています」と語る通り、結成から約4年、メンバーそれぞれがバンドを通して得た様々な経験や知識を持ち寄り、3人で長い時間を掛けて制作された今作。

10月から12月にかけてレコ発ワンマンツアーを全国12ヶ所で開催。ツアーファイナルは自身最大規模となる東京・EX THEATER ROPPONGIで行う。