YouTuberやニュー・メタル・バンドのヴォーカルというユニークな経歴がいかにもイマドキなUKのラッパー、スカー藩主が約半年の短いスパンで放った通算8作目。今作もトラップ・メタルと称される通りのハードコアなサウンドに乗せてスクリームに近いラップを畳み掛け、時折聴かせる泣き叫ぶような様は哀愁すら感じさせる。変則的なリズムのスタイルに故XXXテンタシオンを想起する人もいるかもしれない。