エンジニアに中村公輔を迎え、全編アナログ録音で完成させた2年ぶりの3作目。過去作から引き続いてソウルを軸にしたスタイリッシュなポップスを紡いでおり、多くの楽曲でフィーチャーしたホーン・セクションのふくよかな響きやラテンのニュアンスが、バンドの新たな表情を引き出している。太いベースが先導するモータウン調の“ニュータウン”やコーラスが麗しい“私からあなたへ”のオールディーズな風合いも新鮮だ。