アーバンなクロスオーヴァー・サウンドを武器とするフランスの若きシンガー・ソングライターが2作目を発表。メロウ・フォーキーな“Should I”など充実度が高いのはシルキーな歌声が映えるミディアム~スロウ系で、資質であるナイーヴでソフトな感性がぐっと際立っている。晩夏の感傷ムードを湛えたブリージーな“How Does It Feel”も完璧だし、これで〈フランスのネッド・ドヒニー〉なる呼び名を確固たるものにするはず。