ノース・カロライナはチャペル・ヒルから良質でフレッシュなアメリカーナ・グループが登場。伝統的なブルーグラス・スタイルのグループとしてキャリアを重ねながら(グラスフェス出演の為の来日経験あり、グループ名の由来は味噌にまつわる、らしい)ソングライティングに特化した進化を遂げ晴れてラウンダーと契約。プロデュースにサンドロ・ペリを迎えオルタナティヴなフォーキー・ポップに仕立て上げている。グラッシーな演奏は影を潜めているが、それぞれの弦使いにその旨みが凝縮されている。グラス畑ならアイム・ウィズ・ハーの3人それぞれの作品に通じるエヴァーグリーンな歌心が冴え渡る。