やっぱアーニー姉御は信頼のおけるお人だ、とメロウでブルージーな意匠に乗せて高貴で揺るぎない信条を綴った表題曲を聴きながら思う。カーティス・メイフィールドを連想せずにはいられない“Do Or Die”をはじめ、ソウル、ジャズ、フォーク、ラテンなどをブレンドしたサウンドは深いコクを醸し、豊かな余韻を残す。ソングライターとしてだけでなく表現者としての成熟ぶりを存分にアピールする充実の新作である。