ニュー・マスターサウンズのエディ・ロバーツが主宰するカラー・レッドが新たに放つのは、シアトル発の8人編成ブラス・ファンク・バンド。これが2作目となるが、どっしり重量感あるリズム隊の上でブラス陣が存分に〈歌う〉様にはすでにこなれた貫禄がある。オルガン・ファンクにキレあるブレイクを挿んだ“Kabuki”や、ねっとりとしたミディアム・グルーヴに絡み付くホーンがルーディーな雰囲気を醸す“Yard Byrds”など聴き応え抜群。