現代音楽や電子音楽の範疇から、演劇やコンテンポラリー・ダンスの作曲家としても活動する山口紘がクラブ・ミュージックにアプローチした別名義での初作。ハイハットの複雑なリズムと幽玄なメロディーが溶け合う“Dancing Into The Tunnel”をはじめ、ヴォイス・サンプルや民族楽器を用いたエキゾなサウンドは、白昼夢のようなまどろみをもたらす。オリエンタルなガムランに揺らめく“Space colony toys”は脳内密林トリップ必至。