マリーザ・モンチとの共演経験もあるSSW、シルヴァの5枚目となるスタジオアルバム。ボサノヴァ、サンバ、スカなどに由来するトロピカルな雰囲気のリズムや軽快なヴォーカル・メロディで、良い感じのゆるさを醸し出しつつも、ホーンやエレピなどのアレンジでラグジュアリーさを演出。ブラジルの歌姫アニッタとの軽妙な掛け合いが聴けるM7、レジェンド、ジョアン・ドナートが参加したM12、クリオーロとのメロウなM13など、豪華なゲスト・ミュージシャンたちとの化学反応から生み出される多様性も楽ませてくれる傑作ポップ・アルバムだ。