いろんなMCの組み合わせで盛り上げてきたケイスレイ先生だが、この新作における最大の目玉は110名でマイクを回す“Rolling 110 Deep”だろう。1曲40分という狂気の沙汰ながら、MCシャンからKRSワンに繋いだり、コーク・ラ・ロック(!!)がマイクを握ったり、大御所たちの安否確認も含めて引き込まれてしまう。そうなると他曲の影は薄くなるが、ロックス揃い踏みに故ブラック・ロブらが交じった“Wild Child”などもアリ。