クラシカルな優美さとスリリングな即興アンサンブルが同居。時にノスタルジックな演出も交えフォルクローレやタンゴといった南米伝統を消化した新たな弦楽四重奏の形を体現するカルテットの初の自身名義作。ロドリゴ・バウサーとフェデリコ・ネイサンという共に現在の南米を代表する奇才ヴァイオリニストはじめ個性豊かなカルテットは今回ゲストとして中南米からアフリカの音楽を極めた才女ナターシャ・ロジャースのパーカッションと可憐な歌声を迎え入れ、あらゆる弦の可能性を最大限表現。中世的に言うなら庶民も貴族も一様に身体から反応し踊らざるをえないユニークなダンス・ミュージックを完成させた。