メルボルン出身のシンガー・ソングライターによるセカンド・アルバム。楽曲そのものは正統派と言えるものながら、その歌声はとてもユニークだ。かなりエグみの混じる嗄れ声は好き嫌いが分かれそうと思いながら、聴き進めるうちにすっかり虜に。最小限の演奏を加えただけの、ほぼ弾き語りと言えるアレンジからは、歌そのもので勝負しようという自信が窺える。何よりも歌のスケールがでかいところがいい。