話題のドラマ『デイジー・ジョーンズ&ザ・シックスがマジで最高だった頃』内でバンドが人気絶頂時にリリースしたアルバムという設定。舞台は70年代の西海岸で当時のシーンを風靡したバンドの軌跡を辿っていく。音楽を手掛けたのはデイジー・ジョーンズ&ザ・シックス。ブレイク・ミルズやフィービー・ブリジャーズ、ジャクソン・ブラウンも参加している。バンドの成功を夢見る若者たちの情熱、脆さがリアルに伝わり、まるで実在するバンドの物語をみているように感じるのはキャストの歌唱力の高さや全身全霊での演技にほかならない。往年のロックが好きなら勿論、普遍的な魅力のある作品で推薦したい一枚だ。
70年代のUS西海岸シーンを舞台にした架空のバンドの物語を当時のメンバーや関係者の回想や証言で辿る……という内容のベストセラー小説「デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃」。これはそのドラマ化に伴って制作された同バンドのアルバムという体裁のサウンドトラックだ。デイジーを演じるのはエルヴィス・プレスリーの孫娘であるライリー・キーオで、彼女やサム・クラフリン、スキ・ウォーターハウスらキャストが歌唱を担当。ブレイク・ミルズが制作、マーカス・マムフォードやフィービー・ブリジャーズ、ジャクソン・ブラウンが楽曲提供……というだけで聴きたくなるでしょ!