ポスト・ブロステップ的なフューチャー・ベース~メロディック・ダブステップを展開し、往時のEDM景気を受け継ぐド派手な音作りで君臨するイレニアムが、テディ・スウィムズやスカイラー・グレイ、JXDN、ニーナ・ネスビットらを迎えた3年ぶりの新作を投下。アヴリル・ラヴィーン&トラヴィス・バーカーやオール・タイム・ロウとのコラボからもわかるように、今回はポップ・パンクやエモの要素を大胆に導入していて、バンド・サウンドの疾走感をドロップの構造に組み込んだトラックが際立っている。全体的にとにかく威勢が良く、攻撃的なスプリットボックスとの“Shivering”あたりも頼もしい。