デヴィッド・ボウイのバンドに鍵盤で参加した経歴を持つカナダの才媛。この最新作は、マイケル・マクドナルド時代のドゥービーズっぽいAORからマーサ&ザ・ヴァンデラス風のモータウン・ビート、ラウンジーなジャズ・ボッサなど多様なスタイルを軽快に跨いでいく機敏なフットワークが作品の風通しを良くしていて、聴き心地抜群。ボビコー〈風のシルエット〉のカヴァーも◎。