これは素晴らしい。故エディ・ヴァン・ヘイレンの息子であるウルフギャングのセカンド・アルバムは、楽曲のヴァラエティーを広げ、ストーリー性にも気を配ったアレンジが効果的。前作はソウルフルな歌に傾倒した作風だったものの、今作はライヴを想定した熱量や、お父さん譲りの煌びやかなギター・ソロも随所で炸裂。いま持てる武器を解き放った風通しの良さが痛快だ。