アムステルダムのヴィンテージ・バンドによる3作目。60年代の音楽を手広く守備範囲としており、軽快なスカの“Keep It To Yourself”からニューオーリンズ・ファンク、ガレージ・ロックまで、往時のヴァイヴを再現する手捌きは鮮やか。そんな中でも耳を惹くのはR&B/ソウル群で、7インチもカットされた“Ain’t It Funny”は勢いと憂いが同居する完璧なノーザン・ソウルだ。