Aca Seca Tríoなどを輩出したアルゼンチンのラプラタで注目を集めているバンド〈Nadis〉のピアニストが、SSWとしてリリースした初のソロ・アルバム。ネオ・フォルクローレをベースに、アントニオ・ロウレイロなどブラジルの現代ミナスの音楽性から強く影響を受けたサウンドを展開。ピアノ、ドラム、ベース、ギターなどほぼ全ての楽器を自身で演奏するという多才ぶりはまさにアントニオ・ロウレイロのよう。管楽器やストリングスも活用した壮大なアレンジと、ロック色の強いリズム・アプローチによるコントラストは、プログレ・ファンにもアプローチ出来そうな内容だ。