ドイツ発の5人組による新作はメロディー重視のパワー・メタルでとても聴きやすい。いい意味でクセの少ないヴォーカルは聴き手を選ばず、勇壮なコーラスやツボを心得たギターも相まって、メロハー好きにもアピールしうる魅力が詰まっている。ピアノ・バラードの“My Worst Enemy”やストリングスが映える大作“Anthem To The Darkside”も聴き応え十分だ。