近年聴いた中でも稀にみる重厚で骨太のブラームス。豊かな低音の打鍵がズシンと心に響く。特に第2番は大変な名演! コルスティックは1955年ケルン生まれなので来年70歳を迎える。アラウが絶賛して38歳で初コンサートを開催。Oehmsレーベルでのベートーヴェンのピアノソナタ録音が高い評価を得た。CPOレーベル中心にこだわりある音楽を聴かせている。このブラームスが凄すぎてスルーしていたベートーヴェンの協奏曲録音も入手したが、これも大変素晴らしかった。ベートーヴェン協奏曲に続きオーケストラ指揮を担当したトリンクスも成熟していて嬉しい。
ミヒャエル・コルスティック(Michael Korstick)『ブラームス:ピアノ協奏曲第1番&第2番』重厚で骨太な稀にみる名演!
MICHAEL KORSTICK , CONSTANTIN TRINKS , DEUTSCHES SYMPHONIE‐ORCHESTER BERLIN
『ブラームス:ピアノ協奏曲第1番&第2番』
Haenssler Classic
2024