ニューデリー生まれの女性クリエイターが、アクシデンタルからOLIに移籍して放ったセカンドEP。冷たい質感の電子音は据え置きながら、歌の比重が増え、現レーベルの大先輩であるビョークの『Vespertine』をうっすらと重ねてしまいました。タブラが効いたラストのエキゾトロニカを除けば、殊更に出自を強調するわけでもなく、全体を通じて捉えどころのない感じがまた魅力的。