1982年創立のシアトル室内楽協会(SCMS)は、毎夏同地を中心に世界最高峰の演奏者を集め音楽祭を開催している。自主レーベル第1弾は、同協会芸術監督を務めるジェームズ・エーネスが、長年の共演で絶大な信頼を寄せるアンドルー・アームストロングと演奏したブラームスのソナタ全集。デビューから現在まで65余りのディスコグラフィを誇るエーネスだが、ブラームスのソナタ録音は意外にも初。極めつけにしてこだわりのブラームスは一音一音丁寧に奏でる、正統派エーネスらしい端正で美しさが際立った演奏。純度の高いブラームスだ。今後同レーベルのリリースタイトルにも期待が高まる。