シアトルを拠点とし、四半世紀に及ぶ長いキャリアを誇るヴェテランの3年ぶり10作目。アンビエント〜テクノ〜実験音楽のボーダーを横断し、〈喪失〉と〈変化〉を題材に10の緻密な音響世界へと結晶させている。“Pendulum”では脈打つストリングス、フルート、ノイズが織りなす壮麗な響きがやがて一つに混じり合っていく。重く、そして美しい作品だ。