高久大輝監修の「UKブラック・ミュージック・ディスクガイド――ジャングル/ドラムンベース、トリップ・ホップ、UKガラージ、グライム、ダブステップ、UKジャズ 1990s~2020s」が2026年12月15日(火)に刊行される。

「UKブラック・ミュージック・ディスクガイド――ジャングル/ドラムンベース、トリップ・ホップ、UKガラージ、グライム、ダブステップ、UKジャズ 1990s~2020s」は、600枚超の作品を掲載し、英国から生まれたブラックミュージックの歴史と現在を一望する一冊。ジャングル/ドラムンベース、トリップホップ、UKガラージ、ダブステップ、UKソウル/R&B、グライム、アフロスウィング、UKジャズ……。さまざまなルーツと文化の交差が育んだUKブラックミュージックの歴史と現在を、具体的な作品とともに読み解くディスクガイドだ。

近年、かつてないほど注目を集めるイギリスのブラックミュージック。ジャングル/ドラムンベースの再評価、UKジャズの充実、アフロスウィングの勃興、グライムなどラップミュージックの成熟。移民、ディアスポラ、都市文化、サウンドシステム、クラブカルチャー、レイヴカルチャー、海賊ラジオなど、英国ならではの文化のなかで育まれたそれらの音楽は、英国で日々進化を遂げる一方で、世界中のあらゆるポピュラー音楽に影響を与えつづけている。

本書は、そんなUKブラックミュージックの成り立ちや発展を、現代につながる起点として1990年以降のシーンに焦点を当て、ジャンルごとの詳細な解説と、具体的な作品紹介で辿るディスクガイドだ。

「UKブラック・ミュージック・ディスクガイド」の主な登場アーティストは次のとおり。

マッシヴ・アタック、シャーデー、ジャー・シャカ、ゴールディー、4ヒーロー、ポーティスヘッド、シャバカ・ハッチングス、ヌバイア・ガルシア、FKAツイッグス、Sault、ディジー・ラスカル、ピンクパンサレス、ソウルIIソウル、フェイクミンク、レッチ32、キャロン・ウィーラー、ベリアル、トリッキー、ジェイムス・ブレイク ほか

「UKブラック・ミュージック・ディスクガイド」の主な記事は次のとおり。

UKブラック・ミュージック――移民と闘争の音楽史/ハードコア連続体とサウンドシステム文化の遺伝子/ブリストル・サウンドとトリップ・ホップ/サッチャリズムの負の遺産が残った90年代/UKラップ・ミュージックのあゆみ/独自な進化を遂げたUKソウル/度重なる法規制と音楽の現場のいたちごっこ/人々のつながりが育んだUKジャズの新しい“カタチ”/英国とアフリカ――ハイライフからアフロビーツまで/ブレグジットによる分断と抵抗/ジャングル〜ドラムンベースの現在/国内で蓄積していた問いを可視化したBLM ほか

また、下記のインタビューも掲載される。

アクトレス――電子音楽を更新する鬼才/シャバカ・ハッチングス――UKジャズの歴史/シェレール――新世代DJが語るコミュニティ ほか

執筆陣は以下の面々。

高久大輝、天野龍太郎、伊賀丈晃、石田昌隆、石原海、市川タツキ、井上光一、imdkm、岡村詩野、落合真理、尾野泰幸、小野島大、風間一慶、金子穂積、河村祐介、木津毅、小鉄昇一郎、駒井憲嗣、近藤真弥、坂本哲哉、佐藤遥、佐藤優太、島岡奈央、Jun Fukunaga、高橋翔哉、つやちゃん、tt、Till Yawuh、デンシノオト、新田晋平、hiwatt、花木洸、二木信、松島広人/NordOst、MINORI、宮崎敬太、森崎昌太、油納将志、吉澤奈々、吉本秀純、よろすず、渡辺健吾

現代の音楽シーンを理解するための最重要ガイド「UKブラック・ミュージック・ディスクガイド」。ぜひ手に入れてほしい。

 


BOOK INFORMATION

高久大輝 『UKブラック・ミュージック・ディスクガイド――ジャングル/ドラムンベース、トリップ・ホップ、UKガラージ、グライム、ダブステップ、UKジャズ 1990s~2020s』 DU BOOKS(2026)

発売日:2026年12月15日(火)
ISBN:978-4-86647-283-6 C0073
価格:2,970円(税込)
高久大輝監修/A5/並製/オールカラー/224ページ

目次
まえがき

Chapter 1: 1990-1999
UKブラック・ミュージック――移民と闘争の音楽史(石田昌隆)
ハードコア連続体とサウンドシステム文化の遺伝子(河村祐介)
ブリストル・サウンドとトリップ・ホップ(hiwatt)
[Disc Guide]1990-1999
1990年代を象徴する10曲(渡辺健吾)
サッチャリズムの負の遺産が残った90年代(高久大輝)

Chapter 2: 2000-2009
UKラップ・ミュージックのあゆみ(近藤真弥)
独自な進化を遂げたUKソウル/R&B(油納将志)
[Interview]アクトレス――電子音楽を更新する鬼才(高久大輝)
[Disc Guide]2000-2009
2000年代を象徴する10曲(油納将志)
度重なる法規制と音楽の現場のいたちごっこ(高久大輝)

Chapter 3: 2010-2019
人々のつながりが育んだUKジャズの新しい“カタチ”(落合真理)
英国とアフリカ――ハイライフからアフロビーツまで(吉本秀純)
[Interview]シャバカ・ハッチングス――UKジャズの歴史(高久大輝)
[Disc Guide]2010-2019
2010年代を象徴する10曲(小野島大)
ブレグジットによる分断と抵抗

Chapter 4: 2020-2026
ジャングル/ドラムンベースの現在(高久大輝)
[Interview]シェレール――新世代DJが語るコミュニティ(高久大輝)
[Disc Guide]2020-2026
国内で蓄積していた問いを可視化したBLM(高久大輝)
2026年6月 北イングランドで響く呪文(石原海)

執筆陣一覧
索引

 


PROFILE: 高久大輝
1993年生まれ、栃木県那須塩原市出身、東京都在住。大学時代は福島県に在住。ライター。音楽ウェブメディア〈TURN〉編集部。主な興味はヒップホップをはじめとしたクラブミュージックだが、国内外ジャンルを問わず、音楽や音楽の鳴っている場所に関するテキストを中心に執筆。近年は、ローカル/インターネットを通して生まれるコミュニティミュージックへの関心が高まっている。