ジャズにいち早くクラブ・ミュージックの要素を取り入れてきたキャリアとエレガントな音楽性でロバート・グラスパーからもリスペクトされ、その鮮やかなプレイから〈キーボードの魔術師〉とも称される鍵盤奏者のマーク・キャリー。彼が今月リリースするニュー・アルバム『Rhodes Ahead Vol.2』のティーザー映像が公開中だ。

同作は、99年に発表された『Rhodes Ahead Vol.1』の続編。ベース、ドラムとのトリオによる、フェンダー・ローズのサウンドを基調にドラムンベース、EDMファンクやロック、そしてアコースティック・ジャズなどの要素が融合する意欲作だ。現在、Bandcampでもトランペットをフィーチャーした“Beehive”と、シンセのソロが炸裂する“Astral Flight 17”の2曲が試聴可能。いずれもファンキーでグルーヴィーなベース、タイトかつ軽やかなドラム、洗練されたハーモニーに柔らかなローズのサウンドが映える素晴らしい楽曲なので、ぜひご一聴を!

 

また、キャリーは以前にも紹介した〈フォーカス・トリオ+フレンズ〉名義での未発表音源集『Cosmic Indigenous』を昨年11月に発表済み(お伝えできていなくてすみません!)。見事なクオリティーの一作なので、こちらもチェックしてみてほしい。

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