今夏のヘビロテに決定しそうな、メルボルン発のワンマン・ユニットによる初作。〈ボズ・スキャッグスのアルバムから名前を取ったな!〉と瞬時に思わせるほど、ヴォーカルがボズそっくりで驚きだ。とはいえ、メロウなギターの紡ぐ白昼夢的なチル感と、微熱のように仄かなソウル・フィールを湛えたサウンドは、ハッシュ・モスらにも通じるインディーAORマナー。ムーディーなのに涼やかなのがイマっぽい。