いまやサブ・ポップの稼ぎ頭となったトロントのノイズ・ロック・トリオ。この3作目ではマブダチのグラハム・ウォルシュ(ホーリー・ファックの鍵盤奏者)に加え、憧れのスティーヴ・アルビニと初合体。昨今のグランジ・リヴァイヴァル勢の中でも図抜けた凶暴性を体得し、バットホール・サッファーズやヘルメットに大接近している。かねてから評判の高いライヴ・パフォーマンスを、スタジオ録音物で見事に再現した感じだ。