LAを拠点に活動するジェニーOは、〈翳りのあるコニー・スティーヴンス〉といった趣のコケティッシュな歌声がチャームポイントで、60s~70sの薫り漂うポップ・サウンドに乗せて妖艶な空気を振り撒くシンガー・ソングライターだ。ジョナサン・ウィルソンのプロデュースによるこのセカンド・アルバムもドリーミーさと陰鬱さが入り混じった魅惑的な楽曲を並べており、何とも不思議な存在感を光らせている。