日本が世界に誇るハワイアン~フラの歌姫によるニュー・アルバムは、UKラヴァーズ・ロックの創始者のひとりであるデニス・ボーヴェルのプロデュース。さらにゲスト陣もSandii & The Sunsetzの元メンバーやこだま和文、RANKIN TAXI、LITTLE TEMPO、山内雄喜など和製レゲエ/ダブ&ハワイアン・シーンの名手たち総勢20名が一堂に集うという超豪華な内容だ。サウンドのほうはタイトル通りハワイアン(フラ)× レゲエ(ダブ)な仕上がりになっていて、両ジャンルの特長/要素が何ともナチュラルに溶け合い、ただひたすらにラヴリーでテンダー、サニーでドリーミー、そしてピースフルなのでとっても心地良い。世界も日本も何かと荒みがちなこのご時世、Sandiiの慈愛に満ち溢れたヘヴンリーな歌声がより広くより多くの人たちに伝わり、包み込んで、癒して、みんながみんな肩の力を抜いて笑顔になったらいいな~……と思わされる好盤です。