LAのサウスランドを仕切る首領の3年ぶりの新作は、〈コンプトン景気〉に当て込んだ前作ほどの威勢の良さはないが、ノクターナルにユルいフックを委ねた“Cause I'm Dope”やドレー風の“If You Wanna Roll With Me”、ボビー・ウーマック使いの甘苦い“You Think You're Lonely”など、今回も充実の仕上がり。またもコールド187umが大半の曲で援護に回るなか、一発で雰囲気を変えるMCエイトの現役感に震える。