アメリカ中西部の多作なビートメイカーが、オーティス・ジャクソンとのコラボ盤に続いて早々にソロ作をリリース。MPCで組んだ抜けの良いビートに、生音ジャズの断片を散りばめたスムースな聴き心地は過去作と同様だ。クリス・レネイやシャナイア・ロビンソンらが歌うネオ・ソウル~00年代R&B風の佳曲も聴きもので、ATCQからの影響がそのまま滲み出たと思しき“The Right Time”も良い。