南ロンドンの大注目ピアニスト/コンポーザーによるデビュー・アルバム。アシュリー・ヘンリーは、これまで2枚のEPをリリースし、今年のグラストンベリーにはライル・カーナーのサポートでステージを共にするなど、一挙手一投足から目が離せない人物だ。ジャズに加え、ロックやヒップホップからも影響受けた彼の多彩な嗜好がみれる本作には、ジャズ、R&B、ブロークンビーツ、ベース・ミュージックまで咀嚼し、繊細で詩的なタッチから熱を帯びたプレイまで、ロバート・グラスパーを彷彿とさせる多芸多才ぶり。アップテンポにカヴァーしたソランジュ“Cranes(In the Sky)”でのエレガントな演奏も聴きどころ。