昨年リリースしたサブ・ポップ移籍作からわずか1年半、早くも新作が届けられた。その間にはグレタによる短尺のピアノ弾き語り作品を連続リリースするなど、とにかくクリエイティヴィティーに溢れているのだろう。21曲というヴォリューミーな今作では、リズム隊はよりミニマルに、プロダクションも丸みを帯び、〈USインディー〉という形骸化したイメージからの脱却を感じさせてくれる。