ムラトゥ・アスタトゥケが生み出したエチオ・ジャズを現代に継承するフランス産バンドのデビュー作。ナズ&ダミアン・マーリーがサンプリングしたことでも知られるムラトゥの“Yegelle Tezeta”をはじめ、1950~70年の黄金時代にリリースされたエチオ・ジャズ史に刻まれた名曲を現行のジャズ・ファンクの要素も巧みに取り入れたサウンドでカヴァー。フルートやサックスによる郷愁のメロディーと重量級のファンキー・グルーヴは中毒性抜群! エチオ・ジャズへのリスペクトを感じさせつつも、決してコピーにはならない独自性を放っている。