セス・ローゲン演じる権威に反抗し失業したジャーナリストとシャーリーズ・セロン演じる次期大統領候補の国務長官の〈ありえない恋〉! それはそのまま、薬物ネタや下ネタを扱うジャド・アパトー一派コメディアンと、自立したカッコいい女性像を体現する女優の〈ありえない〉共演とも重なるだろう。驚くべきは双方の要素を打ち消すことなく、ちゃんと〈ロマンティック〉なラブコメに仕立てている点だ。本作の生命線は何と言ってもセロン姐御のコメディエンヌぶり! 白眉はラリッたセロンが大活躍するシーン! 最高にアホで、最高にカッコよく、最高にキュート! 無上の喜びというほかない。