ZZKから2014年に発表されたエル・ブオとバリオ・リンドのコラボEP『History Of Colour』から約6年、ついにヒストリー・オブ・カラーとして待望のアルバムがリリース。その間にどちらもソロ作品を複数枚リリースし、エル・ブオはリミックスでも名を広め、バリオ・リンドは主宰するシカ・シカで新たな才能をフックアップするなど、いまやどちらもニコラ・クルースと並びシーンを代表する重要な存在となった。その2人から届けられたこのアルバムは、都会の人工的な冷たいフロアも一気に熱帯雨林の空気に一変させる、深く深く森の奥へと誘われるようなディープなエレクトリック・フォルクローレだ。暗い森の中でこの音に包まれて、無心でゆらゆらと揺れていたい……ちょっと蒸し暑い真夏の夜のサウンドトラック。